知立市ゴムシート防水破れ、雨漏り修繕絶縁工法、脱気筒設置
2024年6月5日
こんにちは😀
最近は、台風や前線の影響で
雨や風が強い日がありますね☔
先日、雨漏りがあるという法人D様の防水工事が完工しました。
【現状】です。ゴムシート防水の屋上ですが、右の〇で囲った部分には、ゴムシートに破れが見られます。
防水工事には絶縁工法と密着工法があります。
今回は雨漏りがあるということで、絶縁工法を施工しました。
絶縁工法とは
防水材と下地を密着させずに防水層を作る工法です。
すでに雨漏りがある場合に選択されます。
通気緩衝シートという通気性と緩衝効果のあるシートを、下地と防水材(ウレタン樹脂)の間に挟みます。
このシートのおかげで、下地材に含まれる水分を逃し、下地の動きも逃すことができ、
防水材のひび割れや膨れを防ぐことができるそうです。
↓【絶縁工法のイメージ図】です。
実際は防水材(ウレタン樹脂)のうえに、保護剤であるウレタントップを塗ります。
密着工法とは
防水材と下地材を密着させて防水層を作る工法です。
↓【密着工法イメージ図】
これも仕上げに保護剤を防水材の上に塗ります。
下地に水分がない条件で施工されます。
これは下地材に水分がある状態で防水材を塗ってしまうと、
後々、水分が蒸発するときに膨張し、ひび割れや膨れの原因となるからです。
絶縁工法をするにあたり、もう一つ大事なものがあります。
それが脱気筒です。
これは、下地材と防水材の間の水分を逃す役割をし、
一定の面積ごとに設置されます。
ステンレスでできています。
せっかく通気緩衝シートを使って施工しても、これがなければ湿気は逃げられません😫
工程が多いため、ざっと施工例です😊
破れのあった防水ゴムシートを撤去していきます。
シーリング、カチオンにて下地調整をします
プライマーを塗布し、通気緩衝シートをジョイントテープにて設置。
立上りは補強クロスで補強します。
ウレタン樹脂を2回塗ります。(立上りの写真は省略しました)
防水材を保護するために、ウレタントップを塗布。
完成です🙌
もうひとつ、脱気筒設置の様子です😊
通気緩衝シートを張った後、設置個所を穴あけします。
シーリングをし、設置。さらにシーリング、補強クロスで補強します。
防水材、保護剤を塗って、脱気筒設置完了です!💪
長らくお疲れ様でした😌
実際、工程が多いので工期も長くなりがちですが、
下地材の水分を気にせず施工でき、地震の揺れにも強い工法です。
屋上は日光、風雨に曝される過酷な環境にあります。
常に行く習慣がなければ、異常に気付くのも遅くなります。
最近の大雨でご確認済の方もいらっしゃるかもしれませんが、
梅雨入り前に屋上やベランダの状態を確認してみてください😊
気になることがありましたら、お気軽にご連絡ください📞
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株式会社村井塗装 内村