劣化した軒天板はケイカル板でカバー
そのあとの保護塗装も大事です
2025年1月27日
こんにちは
先日、ブログでこんな記事を書きました
下地補修と塗装での軒天メンテナンスの紹介でしたが
今回は軒天のシミだけでなく軒天板がめくれている…等
塗装だけでは補修が出来ない場合
どういった施工をするのかご紹介いたします
先日完工いたしましたI様邸は
塗装工事と一緒に軒天の補修を行いました。
軒天の欠落や穴などは見られず表面のみの劣化でしたので
上からケイカル板を貼る補修方法【カバー工法】をいたしました
上張り、増し張りとも呼ばれたりするそうです
現状の軒天になります
I様邸の玄関の軒天はベニヤ板が貼られてて
一昔前ではこのベニヤ板の軒天が多かったそうです。
耐水性、耐久性が低く、劣化で剝がれてきたりします
既設の軒天(ベニヤ板)の上にケイカル板を貼っていきます。
ケイカル板は現在、軒天に使用する主流となっている軒天ボードで
原材料に砂、水酸化カルシウムを使用していて軽量で耐久性にも優れて
耐火性もあり安心な材料です
ケイカル板を貼り終えたら、ビスの跡をパテで埋めます。
仕上がりを綺麗にするためにする作業です
ケイカル板のつなぎ目の部分に雨水などが侵入しないように
シーリングを施していきます
ケイカル板に塗装をしていきます。
ケイカル板自体には耐水性がない為、塗装で保護をしていきます。
日本ペイントから出ている『溶剤系ケンエース』を2度塗り
色はN-90を使用しています。
ただ軒天板を貼って終わりではないんですね
シーリングや塗装、細かい工程まで丁寧にすることで軒天の仕上がりが綺麗になり
また劣化を遅らせることにも繋がります
完成です。
モヤ、ケタも綺麗に塗装いたしました
使用した色255が全体の引き締めカラーになり
日本家屋の良さを最大限に引き出せました
I様邸のように、軒天板の表面だけの劣化や下地がしっかりしている場合は
上から貼る【カバー工法】の工事をご提案できますが
軒天板の欠落や穴、土台の劣化、腐食がある場合は張替え工事になってしまいます。
張替え工事は撤去し廃棄する費用も必要になってきます…
はじめは軒天のシミ…だけだったかもしれないですが
放置し続けてしまうと補修もどんどん大掛かりなものになっていってしまいます。
2次災害、3次災害となる前に…
早めのメンテナンスが大事です
村井塗装では塗装以外の工事も承っております
ご心配な事やお困り事がありましたら
お問い合わせお待ちしております
株式会社村井塗装 天野