ベランダ床 FRP保護仕上げ工事の流れ
FRP保護防水
FRP防水層を紫外線から守る為の保護剤。
FRPは、ポリエステルの樹脂と繊維強化プラスチックでできた防水層で、
この防水層は表面のトップコートにより保護されています。
FRP防水は繋ぎ目がほとんどなく、防水層は強靭で、強度が高く耐水、耐食性にも優れていますが、プラスチックが原料であるため、紫外線に弱く、ひび割れが起きやすい為、保護膜となるトップコートは定期的に塗り直していく必要があります。
ツヤがなくなり、色あせ、ひび割れのような症状が、見られる時は、トップコートの機能が低下してきてるので、メンテナンス時期のサインといえます。放置し続けると割れなどが起こり、FRP防水層まで劣化が及び雨漏りに繋がってしまいます。
日当たり、使用頻度にもよりますが、5~7年で塗り替えるのが理想です。
外壁(サイディング)塗装工事の流れ
現状です。
経年劣化により色褪せ、細かいひび割れ、塗膜の剥がれなどの症状があらわれ、紫外線の当たらない箇所は苔やカビ・藻の付着といった自然汚染の症状が出てきます。
高圧洗浄をします。
高圧の水流でチョーキングやコケ・カビ・藻などのこびりついた汚れを取り除きます。
汚れのついた下地に塗装をしても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
表面をケレンします。
脆弱な部分(旧塗膜の浮き・剥がれ)は電動サンダーなどを使用し削ぎ落します。
研磨・目荒らしすることで下地との密着性が高まります。
FRP専用の改修プライマーを塗布します。
下地との密着性をより高めるために塗布します。次に塗る保護剤が、しっかりと定着する接着剤のような役割をします。また、劣化した塗装面を補修する効果もあります。
保護剤(1回目)を塗布します。
1度の塗布では吸い込みも止まらないうえ、色ムラができやすく塗料既定の塗膜厚を確保することができないからです。
保護剤(2回目)を塗布します。
保護剤を2段階で塗布することで、全体に均一で十分な塗膜厚を確保することができ、塗料本来の性能(防水層の保護)を十分に発揮することが出来ます。
FRP保護材塗装の完成です。