金属屋根塗装工事の流れ
金属製屋根 塗装工事
金属で出来た屋根材。
金属屋根にはトタン屋根(瓦棒)、折半(凹凸)、ガルバリウム鋼板などがあります。他の屋根材よりも一番薄く軽くて丈夫ですが、金属の為錆が発生します。錆を放置し続けると穴が空いてしまうので定期的なメンテナンスが必要になります。
トタン屋根は、鉄板を亜鉛メッキで覆ったもので最も軽量なので、耐震性も高いですが、錆びに弱いので6~10年で塗替えが理想です。折半屋根は三角の凹凸になっている屋根です。屋根材をボルトで抑えているのですが、このボルトの部分が錆びやすいので、錆が発生する前に最初の塗装を行うのが理想です。
ガルバリウム鋼板はアルミと亜鉛の合金で形成されているため錆が発生しづらいですが、メンテナンスは必要です。15年程度を目安に検討しましょう。
金属製屋根 塗装工事
現状です。
経年劣化により、色褪せ、触ると白い粉が付くチョーキング現象、金属屋根特有の錆や大きな傷の発生といった症状があらわれ、紫外線の当たらない面は苔やカビ・藻の付着といった自然汚染の症状が出てきます。
塗装する前に下地調整を施します。
高圧の水流でチョーキングやコケ・カビ・藻などを除去し、サビなどはケレン道具にて除去します。
汚れのついた下地に塗装をしても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
錆止めを塗布します。
金属屋根は錆で劣化してしまうので錆びの発生と広がりを防ぐ為に、錆止め塗布は必須です。
次に塗る中塗り・上塗りが、しっかりと定着する接着剤のような役割をします。また、劣化した塗装面を補修する効果もあります。
中塗りを塗布します。
上塗りを1度塗布しただけでは、吸い込みも止まらないうえ、色ムラができやすく塗料既定の塗膜厚を確保することができないからです。
※塗り残しのないように、中塗り材は20%着色しております。
上塗りを塗布します。
中塗り、上塗りと2段階で塗布することで、全体に均一で十分な塗膜厚を確保することができ、塗料本来の性能を十分に発揮することが出来ます。
金属屋根塗装の完成です。