軒天 塗装工事
軒天
外壁から外側に伸びている屋根の裏側部分。
雨天は傘の代わりに、日中は紫外線防止のため庇の役割をして外壁を保護しています。また換気口や有孔ボードから屋根裏の熱気や湿気を外部へと排出し、内部結露を防止する役割があります。
素材は不燃材に認定されているケイカル板(ケイ酸カルシウム板)が多く使用されています。耐火性・防湿性に優れていますが吸収性が高いため、必ず塗装による塗膜保護が必要になります。
軒(外壁から外側に突き出た屋根部分)の裏側はすべて軒天と呼び、ベランダやバルコニーの上裏面や、玄関の上裏面も軒天です。 メンテナンス方法は、塗装工事と張替え工事になります。
軒天塗装工事
現状です。
経年劣化により、汚れ、表面の塗膜が剥がれるといった症状が出てきます。
3種ケレン(手作業)を施します。
旧塗膜や剥がれをペーパー掛けにて除去し下地を整えます。
汚れのついた下地に塗装をしても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
軒天専用の防カビ塗料を塗布します。
ケイカル板は耐火性・防湿性に優れていますが吸水性が高いため、ヤニ・シミ防止効果のあるカチオン系弱溶剤を計2回塗り重ねます。
軒天専用の防カビ塗料2回目塗布です。
※現状により3回塗布する場合もあります。
軒天塗装工事の完成です。