雨樋 施工の流れ
雨樋とは
軒下にある【軒樋】は屋根からの水を集めます。
軒樋から集められた水は縦の【竪樋】で地面に下ろします。
屋根に落ちた雨水は屋根の斜面に沿って下方へ流れ、
普通であれば軒先から地面に落下することになります
ですがそれだと壁や家の土台を濡らしてしまうため、
軒下で雨水を受け止め、それを排水口まで適切に誘導する通路が雨樋の役割です。
跳ね返りの水で家の土台が濡れると、湿気が発生して、腐食やシロアリの原因ともなります。
日本は雨の多い国です。湿気は家屋の大敵ですので、
それだけ雨樋の役割が重要だという事になります。
メンテナンス方法は塗装工事、取り換え工事になります。
雨樋塗装工事の流れ
現状です。
経年劣化により、表面の塗膜が剥がれ、色褪せの症状が出てきます。
3種ケレン(手作業)を施します。
旧塗膜や剥がれをペーパー掛けにて除去し下地を整えます。
汚れのついた下地に塗装をしても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
エポキシ系下塗りを塗布します。
下地との密着性をより高めるために塗布します。次に塗る中塗り・上塗りが、しっかりと定着する接着剤のような役割をします。また、劣化した塗装面を補修する効果もあります。
中塗りを塗布します。
上塗りを1度塗布しただけでは、吸い込みも止まらないうえ、色ムラができやすく塗料既定の塗膜厚を確保することができないからです。
上塗りを塗布します。
中塗り、上塗りと2段階で塗布することで、全体に均一で十分な塗膜厚を確保することができ、塗料本来の性能を十分に発揮することが出来ます。
雨樋塗装の完成です。