破風(木板)|施工の流れ
破風(木板)とは
建物屋根の妻側に山形につけられた板のこと。
「風を破る」とあるように、屋根裏への風の侵入を防止するもので、
激しい雨や台風の際の雨水の吹込みを防止します。
また、屋根を支える木材の露出を隠すことができ、
見栄えが向上し、化粧材の役割を果たします。
素材は、木材・窯業系サイディング・ガルバリウム鋼板とあり、
メンテナンス方法は、塗装工事とガルバリウム鋼板によるカバー工法になります。
塗装工事の流れ(薬剤洗いあり)
現状です。
経年劣化により木部独特のアク汚れ、シミ・日焼け・カビ等汚れがしみ込んだ症状が出てきます。
木部独特の汚れは、専用薬剤を使用し洗います。
過酸化水素水を主成分とした薬品を刷毛で塗布し、しばらく放置します。
汚れが浮き出てきたら水で洗い流します。
それぞれ汚れの質に応じて薬品を変え、薬剤塗布→水洗いとこの工程を繰り返します。
必要に応じて研磨剤等を使用しながら、汚れを落とします。
※薬剤が残らないようしっかり洗い流します。
洗い作業完了です。
黒ずみがなくなり本来の木材の姿を取り戻しました。
木肌がそのまま外気に接している状態なので木材を保護する着色防腐剤を塗布します。
※着色防腐剤は木目を生かした浸透する塗料なので、表面に余計な塗膜を作りません。木の呼吸を妨げることなく、塗膜の膨れや割れといった現象が起きません。
防腐剤2回目です。
木材に浸透した着色防腐剤は、内部から腐りやカビ、木の害虫からの被害を防ぐ効果があります。
※現状の傷み具合により3回塗り施工する場合もございます。
破風板、着色防腐剤塗装の完成です。