打ち増し工事の流れ
シーリング 打ち増し
既存シーリングの上に充填すること。
打ち増しとは、既存コーキングの上からシーリングを充填する施工方法の事です。ALC外壁の目地や、サッシ廻りで施工します。
ALCパネルは目地部分が凹となっていいて、その上から新しいシーリングを打ったとしても耐久性を保つだけの適正な厚みが確保できるからです。
サッシ廻りのシーリングは、目地に比べて劣化が少ない場合が多い事と、外壁と窓枠に段差があり、撤去しなくても十分にシーリング材を充填できることから打ち増しを推奨しています。また撤去する際に内側の防水シートを破ってしまうリスクもありません。
※ただしコーキングの劣化が激しい場合や、サッシとの段差が少ない場合は打ち替え工事が必要です。
シーリング打ち増し工事
現状です。
経年劣化により、ヒビ割れ、剥がれといった症状が出てきます。
シーリング材が余計な部分につかないように、マスキングテープで養生します。
この際、適切な厚みが確保できるように貼ります。
プライマーを塗布します。
既存のシーリングと新たに打ち込むシーリング材の密着性を高めるために欠かせない工程です。
※打ち増し工事は既存のシーリングの上に重ねて充填する施工方法です。
シーリング材を充填します。
※厚みを確保したシーリングの打ち方により、本来の防水性を発揮することができます。
ウレタンコーキングへラを使用し、シーリング材を取り除くとともに、表面を整えます。
養生テープを取り、シーリング打ち増し工事の完成です。