意匠柄ローラー仕上げ
意匠柄仕上げ
1色ではなく凹凸を生かして複数の色で塗り分けること。
サイディングの凹凸に合わせて色を塗り替える工法です。
1色で塗りつぶすと単調な印象になりますが、サイディングの出っ張っている部分と凹んでいる部分を違う色で塗り分けることで、立体感や重厚感のある外壁にする事ができます。築年数が経ち過ぎてクリヤー塗装が出来ない場合に適しています。
仕上げは紫外線に強いクリヤー塗装を施すので経年劣化にも強くなり、美観・耐久性にも優れています。
お気に入りの外壁を一色で塗りつぶしたくない!意匠性にこだわった高級感のある家にしたい!という方にオススメです。
意匠柄仕上げ塗装工事
現状です。
経年劣化により紫外線の当たる面は、色褪せ、触ると白い粉が付くチョーキング現象といった症状があらわれ、紫外線の当たらない面は苔やカビ・藻の付着といった自然汚染の症状が出てきます。
高圧洗浄をします。
高圧の水流でチョーキングやコケ・カビ・藻などのこびりついた汚れを取り除きます。
汚れのついた下地に塗装をしても付着不良が起き、耐久性が大きく左右されます。塗料の密着を良くする目的もあり、欠かせない工程です。
下塗りを塗布します。
下地との密着性をより高めるために塗布します。次に塗る中塗り・上塗りが、しっかりと定着する接着剤のような役割をします。また、劣化した塗装面を補修する効果もあります。
※下塗り材は下地によって変わります。
ベースとなる色(目地色)を全体的に塗布します。
目地部は、この状態の上へ保護クリヤーが施されますので塗り残しのないようにします。
専用ローラーを用いて表面の色を塗布し、柄を付けます。
力の入れ具合で柄が異なる為、柄付け作業は1名で行います。
保護クリヤー材を塗布します。
紫外線に強いクリヤー材なので耐久性に優れ、長期間意匠柄を保護してくれます。
カッターナイフにて既存の古いシーリング材を全て取り除きます。
この際に、外壁サイディング側にシーリング材が残らないように削り落とします。
のちに充填するシーリング材の接着力に大きく影響し、耐久年数に差が出ます。
シーリング材を目地底に密着させないために、ボンドブレーカーを貼り付けます。
この作業で三面接着を防ぎ、シーリング部分の追従性を確保します。
プライマー塗布後、目地色と同色の化粧シーリングを施します。
コーキングの上に塗装を重ねないので、住宅の揺れによるシーリング上の塗膜のひび割れが起きず綺麗な状態を保てます。
意匠柄仕上げ塗装の完成です。