外壁塗装で失敗しないために知っておきたい「見積書」の見方
2023年1月18日
外壁塗装工事で、どのような業者を選べば失敗しないかご存知ですか?
値段、資格、地域密着、口コミなど、検討材料は多々あるかと思います。
しかし、業者を選ぶ上で「どこよりも安く!」という見積書を提出する業者には注意が必要です。
そのような業者は、悪徳業者や詐欺業者が多いからです。
業者が契約する前に提出する見積書には、どのような業者なのか把握できるポイントが多数あります。
安心できる業者は、値段だけでなく、見積書の内容やアフターフォロー、追加工事なども含めて丁寧に説明している共通点があります。
ここでは外壁塗装で失敗しないためにも、見積書の目的や注意すべき点などをお伝えしていきます。
目次
見積もりの仕方から契約までの流れ
初めて外壁塗装を検討する場合、どの外壁塗装業者に見積もりをお願いしたらいいのか悩むと思います。
また、見積もりをもらってから、どのタイミングで施工が始まるかも疑問かと思います。
予算や準備もあり、見積もりに踏み切れない方も多いのではないでしょうか?しかし、見積もりをしたからといって、必ずその業者と契約しなければいけないというわけではありません。
外壁塗装を行う時期なのか?
外壁塗装は、10年をめどに施工することが基本とされています。
なぜなら、外壁に使用されている塗料の寿命が10年前後だからです。
もし、あなたのご自宅が建ててから8年以上、前回の外壁塗装から10年以上経過しているなら、外壁塗装を検討する時期です。
業者を選定
ハウスメーカーや大手業者ではなく、周辺の地域密着業者を選ぶ方が良いです。
なぜなら、ほとんどの業者が中抜きをして、下請け業者に再発注するからです。
中抜きをされた分、費用は高額になりがちです。
地域密着業者を選ぶコツは、インターネットなどで理念や資格、口コミなどをチェックしましょう。
連絡後、業者による現地調査が始まる
業者を決めたら電話をしますが、その対応もチェックしなければいけません。
挨拶や時間など、親身に対応してくれる業者は、やはり対応が良いです。
しかし、現地調査を適当に行う業者は注意が必要です。
悪徳業者や詐欺業者は、計測も10分前後で終わらせてしまいます。
優良業者なら、ご自宅の図面を見ながら築年数や外壁材の材質、塗料の状態、外壁塗装の目的、予算などを正確にヒアリングしてくれます。
ご自宅の図面や過去に施工したお見積もりがない場合には、1時間以上かけて正確に計測します。
見積書が提出される
大体1〜2週間ほどで見積もりが提出されます。
業者によって金額は異なりますが、「安いところがいい業者」ではありません。
塗料を薄めて使用したり、ありえない納期で金額を調整しているところも多々あります。
必ず見積書を確認して、後悔のないようにしましょう。
契約後、施工が始まる
不安がある場合には、何度も業者の方に質問してください。
納得頂けましたら、ご契約となります。
必ず契約書をもらって、クーリングオフ、保証内容、アフターフォローについても記載があるか確認しましょう。
相見積もりの重要性
もし、あなたがお問い合わせした業者の見積もりや対応にご満足されたとしても、必ず3社以上の複数業者から見積もりをもらってください。
なぜなら、劣化状況に応じて外壁塗装業者では対応できない施工もあったり、使用する塗料のグレードによっても金額が大きく変わってくるからです。
また、建築面積と見積書の塗装面積が同じ業者もいます。
塗装面積は、窓やドアなど塗装しない部分もあるので建築面積と異なります。
大体の相場感や塗装面積を比較するためにも重要なプロセスなので、面倒くさがらずに相見積もりをしてください。
外壁塗装の見積書にあるべき項目は?
外壁塗装は業者ごとに金額が異なり、相場感はあっても定価がありません。
見積書には塗料の費用や作業費が記入されますが、具体的な項目は下記になります。
足場、養生
足場代は、単管足場とクサビ式(ピケ)足場の2種類があります。
近年では、単管足場は減少傾向にありますが、狭い場所などで使用されています。
足場代が記載されていない見積書は、事故が起きる危険性があり、注意が必要です。
どの業者も、塗料が周りに飛び散らないように、飛散防止ネットを設置します。
どちらも同じ平米数で記入されますが、足場代と一緒に記載されている見積書もあります。
高圧洗浄
下地処理する前に、外壁をきれいに掃除する費用です。
主に、足場と同じ平米数で記入されますが、圧力の単位で記入する業者もいます。
下地処理
外壁塗装で最も重要な工程の一つが下地処理です。
見積書には、どのような下地処理を行うのかが記載されています。
下地処理は、外壁の状態によっても変化するので金額に疑問があったら質問しましょう。
下塗り
下塗り用の塗料は、中塗り・上塗り塗料と異なり、外壁材にしっかりと密着させる塗料になります。主に、シーラーと呼ばれます。
見積書には、メーカー名、使用する塗料、平米単価が記入されます。
メーカー名と塗料名が分かれば、サイトなどで単価を調べることが可能です。
中塗り、上塗り
仕上げ用の塗料になります。
下塗りと同じように、見積書には、塗り回数、メーカー名、使用する塗料、平米単価が記入されます。0.1平米単位まで細かく算出してくれている業者は優良業者です。
付帯部塗装
雨樋や破風板、窓周りなどを付帯部と言いますが、どこまで塗装してくれるのか確認しましょう。
親切な業者は、付帯部ごとに単価と数量を記載してくれています。
諸経費
諸経費は、材料費と工事費以外をまとめた項目です。
交通費や通信費、産廃費のほか、保険代や人件費などをここに計上します。
現場を安全に運営していくための、必要な経費となります。
分けて記入されている場合もありますが、工事価格の5%〜10%程度になります。
悪徳業者を見抜く!見積書の注意点
緊急性を煽って契約を急がせる訪問業者は、100%悪徳業者です。
このような悪徳業者には、見積書に共通するポイントがあります。
悪徳業者に騙されてしまうと、施工不良によって、さらに高額な費用がかかってしまいます。
「一式」が多い
悪徳業者の見積書には「一式」が数多く見られます。
そのような見積書をもらった場合は、詳細を書いた見積書を改めて提出してもらいましょう。
適正な業者であれば、平米数と単価を必ず記入してあるはずです。
大幅な値引き
理由もなく10万円以上の値引きをしてくる業者は、悪徳業者を疑っても構いません。
キャンペーンやモニターという言葉を巧みに使ってきますが、そんなことはありません。
値引きした分、必ず手抜き工事になってしまいます。
オリジナル塗料
見積書に塗料のメーカーが記載されておらず、オリジナル塗料と謳っている業者は、非常に危険です。日本を代表する大手メーカーでも、新商品を発表するまでに、多くの時間とコストをかけています。訪問してきた業者が、オリジナルで作れるような塗料は、全て怪しいと思って間違いありません。
外壁塗装の見積もりは、西尾市の村井塗装へお気軽にお問い合わせください
少しでもお安く施工してもらいたい気持ちは理解できます。
その場合は、業者の方に素直に交渉してみてください。
お気持ち程度になるとは思いますが、意外とお値引きしてくれるものです。
しかし、極端な値引きを要求してはいけません。
なぜなら、優良業者になればなるほど、施工不良を起こさないため、スタッフの安全を守るため、アフターフォローを充実させるため、様々な経費がかかるからです。
理想の外壁塗装を実現させるためにも、見積書をしっかり把握して、良い業者を見つけてください。
もしあなたが、愛知県西尾市周辺でお見積もりを検討されているのなら、私たち村井塗装へお問い合わせください。
村井塗装では、ショールームを用意しているので、見積もりの訪問に抵抗がある方にも安心できるかと思います。
予約制になっているので、人目を気にする事もなくじっくりお話ができます。
実際の作業工程やサンプルを見ながら丁寧にご説明しますので、お気軽にご連絡ください。