鳩やコウモリが巣を作りやすい住宅とは?予防策も併せて紹介

2022年11月10日

近年、鳩やコウモリによる被害が増加傾向にあるようです。
特に春先はどちらも巣を作りやすく、5月から6月は鳩、7月から8月はコウモリが繁殖時期を迎えます。
その際、鳩やコウモリは安全な環境を求め、人里に近い崖や洞窟、個人住宅に巣を作ります。

もし、自宅周辺で鳩やコウモリを見かけた時には、注意してください。
どちらも子供ができてしまうと、駆除するのが難しくなってしまいます。そのため、駆除や予防に適するのは繁殖時期ではない秋や春先に行うのが良いとされています。

最近は、ネットや100均などで防鳥グッズも多数販売されています。このようなグッズは効果があるのか?予防法や駆除の仕方も併せてご紹介していきます。

鳥害について

近年話題にもなるため、いろいろな媒体で耳にしたことがあるとは思いますが、「鳥害」は鳥によって引き起こされる生活環境への被害のことを言います。
あまり実害がないからと放っておくと、鳥は「安全な場所」と認識し、繁殖時期になると何度も巣作りをしに飛来してきます。

そうなると被害は深刻になってしまい、健康被害、住宅の腐食、害虫が発生したりするので気をつけなければいけません。

糞害

ほとんどの鳥の糞は悪臭があり、害虫を呼び寄せてしまいます。
また、多くの病原菌を含んでおり、感染症に発展してしまうこともあります。
さらに、雨樋や排水溝のつまり、洗濯物を外に干すことも出来なくなってしまいます。

もし糞を見つけたら、すぐに掃除することが大切です。

騒音

住宅に鳥が棲み着くと、早朝や夜間に鳴き声、羽音、足音などで落ち着くことができません。
コウモリなどは夜行性のため「キーキー」と夜中に鳴き声を出し、眠れないこともあります。

健康被害

鳥の糞や羽は、悪臭や不快感だけでなく、重篤な健康被害を及ぼす可能性もあります。
乾燥した糞に含まれるウイルスが、風などで空気中を漂い、アレルギー、食中毒、鳥インフルエンザ、肺炎などを引き起こします。
さらに、ノミやダニなどヒトを刺す寄生虫なども付着しており、環境によっては爆発的に増えてしまいます。
ひどい場合には死亡する事例もあるので、注意が必要です。

住宅の老朽化

鳩やコウモリが棲み着いてしまうと、屋根裏やベランダなど、家が糞だらけになって美観を損ねてしまいます。
さらに、大量の糞と羽が固まってしまうと、掃除してもなかなか除去できません。

また、鳩やコウモリの糞は放っておくと、シミを作ったり外壁塗料を溶かしてしまいます。
さらに、糞は酸性のため、ジワジワと木材や金属板を腐食させ、建物が老朽化していくことになります。
こうなってしまうと、建物の資産価値も大きく低下するので、早急に対応しなければいけません。

巣を作りやすい住宅の特徴

鳩やコウモリが巣を作りやすい住宅には、特徴があります。
巣を作りやすい環境ということは、鳥等にとっても外敵に襲われることがなく安全で棲みやすいということです。
下記のような住宅は、特に注意が必要でしょう。

鳩に好まれる家

鳩は周囲に障害物があり囲まれている環境を好みます。
天敵であるカラスや猫から身を守るためです。
水場の近くや小さな虫、農作物などのエサがある場所は、特に好まれます。

住宅では、太陽光パネルの下やベランダ、エアコン室外機の裏、シャッターボックスの上部などに、巣を作りやすいようです。
ただ、人の出入りが多い場所には飛来しにくいので、こまめにチェックして人の気配をアピールしておくだけでも予防効果があります。

コウモリに好まれる家

日本の家屋に棲み着くコウモリは「アブラコウモリ(イエコウモリ)」という種で、体長5センチほどと、かなり小さめです。
体が柔らかいため、1センチでも隙間があれば家に侵入することが可能です。

主に、通風口や換気口、窓やドアの隙間、屋根と壁の隙間などから侵入して、屋根裏や天井裏に生息します。
また、シャッターの隙間や戸袋の中などにも棲みつくケースも多いようです。

鳩やコウモリを駆除すると罰則も・・

日本には「鳥獣保護法」という法律があるため、許可なく個人で野生の鳥を駆除することができません。
つまり、鳥害にあっても「寄せ付けない」もしくは「追い出す」しか対策方法がないということです。
もし、野生の鳥に危害を加えてしまうと法律違反となり、「100万円以下の罰金」か「1年以内の懲役」が課せられてしまいます。

同様に、巣を移動したり卵を捨てることも違反になってしまうので気をつけてください。
もし、巣を見つけた場合は自分自身で駆除せず、市役所に捕獲許可申請を出すか業者に依頼しましょう。

しかし、巣に鳩やコウモリがいなくて卵もない状態であれば、撤去しても違反にはなりません。
もし撤去するなら、巣を作り始めた時を狙って、鳩やコウモリがいなくなるタイミングで処分してしまいましょう。
ただ、鳥自体を駆除しているわけではないため、巣を処分しても新たに巣を作ってしまう可能性もあります。

鳩やコウモリに巣を造らせないために・・

糞を見つけたら、そこには鳩やコウモリが停留している可能性が高いでしょう。
定期的に掃除をして、人の気配をアピールしておけば予防法になります。
しかし、掃除の時には乾燥した糞から空気中に病原菌が舞うため注意が必要です。
手袋や防塵マスクでしっかりガードしてから掃除しなければいけません。

その際、鳥が来ないように市販品の防鳥グッズで対策する方も多いです。
しかしながら 、市販の鳩よけスプレーはすぐに匂いが消えてしまうため効果が期待できません。
また、擬似鳥や光る物などで対策される方もいますが、一時的には効果があってもすぐに慣れてしまうので、ほとんど効果がないようです。
防鳥ネットなどは効果的ですが、施工に費用がかかったり、景観が台無しになってしまいます。

コウモリ予防も鳩の対策とほとんど変わりません。
超音波やライトも、一時的には効果があるようですが、長期的には意味がないため、時間もお金も無駄になってしまいます。

もし家に棲みついているコウモリがいるなら、忌避剤が効果的です。
ただ、家具や服などへのニオイ移り、大気中のウイルス浮遊などには気をつけて噴霧してください。

駆除の方法

駆除するためには、まずは巣を特定しなくてはいけません。
鳩やコウモリを家の周りで見かけたら、前述の「巣を作りやすい住宅」の部分をチェックして、棲みついていないか確認してみてください。

鳩は目視しやすいので発見が簡単です。
糞があった場合、停留や滞在、侵入できないようにすれば問題ないでしょう。

しかし、コウモリの巣は発見しにくいので、糞をよく探す必要があります。
もし、糞が落ちていたら上部を見て、穴や隙間がないか確認します。
1センチ以上の穴や隙間があったら、コウモリの巣がある可能性が高いです。

巣があったら、防塵マスクや手袋、忌避剤を準備します。
コウモリは屋根裏で100匹以上生息していることもあるため、忌避剤を数十本準備しなければいけません。
ただ、忌避剤を噴射する際、鳥が死んだり気絶しない程度に吹きかけないと、巣穴から逃げていかないので注意が必要です。

死なないように追い出すことができたら、糞と巣を片付けて消毒しましょう。
鳩やコウモリの糞は様々なウイルスを持っているので、滅菌処理しないと健康被害を及ぼします。
同時に、寄生虫もいないか確認して、もし確認できたら、駆除した後に消毒してください。
最後は侵入経路を網などで塞ぎ、再飛来しないようにします。

ここまで駆除すれば、鳩もコウモリも追い出し予防することができると思います。
しかし、中途半端な対策だと翌年には再来してしまい、ますます駆除が困難になる可能性があります。

愛知県西尾市での害鳥予防は、村井塗装へ

鳩やコウモリが一度巣を作ってしまうと、追い払うのはなかなか難しいかもしれません。
駆除するためには労力と費用がかかってしまうだけでなく、法律も遵守しなければいけないので、自分自身で対処するのは大変だと思います。
もし被害がひどい場合は、速やかに近くの自治体やプロの専門家にご相談したほうがいいでしょう。

しかし、業者の中にはノウハウや技術を持たない悪質な鳥害対策を行う業者もいるようです。
しっかりと業者の選定をしないと、十分な効果がなく後々のトラブルに発展してしまうため、複数の見積もりを依頼したほうがいいでしょう。

現在、あなたが鳥害に悩まれているのなら、私たち村井塗装が力になります。
私たちは、愛知県西尾市で長年外壁塗装をはじめ、鳥害予防、シロアリ工事などを承ってきた「住宅の専門家」です。
鳥害予防の実績も多数あり、施工方法もしっかり丁寧にご説明します。
ぜひ鳥害予防の施工は、私たち村井塗装へお気軽にご相談ください。

コウモリ対策(軒天際)

T-POINT

塗装に関するご相談
何でもお気軽にお電話ください

おもちゃ、家具、犬小屋など塗装、子供部屋などの落書き、壁穴など修繕工事、網戸張り替え
外壁のキズなどのタッチペイント、高圧洗浄で苔落とし(擁壁、駐車場など)、雨樋の割れ補修

  • 0120-03-5250
  • お問い合わせフォームへ
クレジットカードでお支払い可能!クレジットカードでお支払い可能!
低金利リフォームローンもご利用いただけます!低金利リフォームローンもご利用いただけます!
web予約と来店でQUOカード1000円分プレゼント!web予約と来店でQUOカード1000円分プレゼント!