西尾市K様邸、外壁ジョリパットの割れにはマスチックで厚膜を。
2024年4月13日
こんにちは 🙂
只今施工中の西尾市K様邸、外壁がジョリパット仕上げのため、
今回の塗り替えでは、マスチック仕上げをいたします。
…突然よく分からない単語がでてきましたね 😯
それぞれご説明したいと思います。
ジョリパットって?
ジョリパットとは、アイカ工業が製造販売している塗材です。
塗料ではなく、外壁仕上げ材で、サイディングボードにコテで塗って仕上げます。
コテの塗りあとを生かすため、外壁に表情が生まれます。
マスチックって?
マスチック工法とは、多孔質のハンドローラーを使い、
一段塗りで厚膜に仕上げる工法です。
ローラー自体に小さな穴があいており、その穴の分塗料が厚く塗られるしくみです。
目の粗いスポンジがローラーになっているイメージです。
厚い塗膜ができるので、耐久性に優れ、防水性アップにも繋がります。
なぜマスチック仕上げなのか?
では、今回なぜ通常の塗装ではなく、マスチック仕上げをするのでしょうか?
ローラーの穴による細かな凹凸(柄)を作るため?
もちろん、意匠効果だけを狙う場合もありますが、
今回はそれだけではありません。
シーリングについて
先日、シーリングについてのブログがありましたが、
外壁材のつなぎ目(隙間)には、雨水の侵入を防ぐためにシーリングを打ちます。
このシーリングは緩衝材の役割も果たし、外壁にかかる衝撃を吸収することで
外壁自体にヒビが入ったりするのを防いでいます。
(シーリングについてのブログはこちら↓)
先ほど、ジョリパットの説明で、ボードの上からジョリパットを塗る、
と書きましたが、じつはそのボードのつなぎ目には、溝がありません。
あいじゃくりと言って、つなぎ目部分の厚さを半分にして、
ボード同士を組み合わせるため、シーリングが入る隙がないのです。
しかし、そのボード部分のつなぎ目は、やはり家自体の動きを受けてひび割れを起こします。
そこで、1mm程度の厚さでシーリング(打ち増し)を打つのですが、
それだけでは防水性が十分とはいえません。
そこで、マスチック仕上げです。(やっと来ました)
薄いシーリングの上から、厚い塗膜のマスチック仕上げをすることで、
防水性を確保します。
シーリング防水ができないので、塗膜防水をするということです。
絶賛施工中のため、施工例はまた後日アップしようと思います 😀
ではお読みいただきありがとうございました。
株式会社村井塗装 内村